不動産の差押え手続き

最初に、自分の取り分の債権を対象の物件から回収した債権者が、裁判所に対し

 

て競売についての申し立てを行います。この時、「判決書」や「裁判所で作成した

 

公的書類」が必要となります。その他、「登録事項証明書」や「固定資産税評価証

 

明書」といった証明書を始め、「地図」や「手数料」も同時に必要となります。

 

次に申し立てを行った際に提出された書類に間違いがないかどうか裁判所にチ

 

ェックされ、特に問題がない場合は、競売を開始する、という決定が下されます。

 

この決定により競売物件について勝手に処分したり、売却することができなくなり

 

ます。なお、裁判所ではこの決定により、執行官にその競売物件の状態や権利関

 

係を調査するよう指示を出したり、不動産鑑定士自らがその競売物件の評価を行

 

います。調査終了後、その競売物件に対して最低売却価格などが裁判所で決め

 

られ、公告されます。これによって、購入を希望する者は期間内に希望金額を裁

 

判所に申し出ます。その後、開札期日に希望者が提出したそれぞれの金額が確

 

認され、その中で最も高い金額を提示した者が購入者となります。

 

購入者となった者は指定の期間内にその金額を納付します。

 

代金は現金一括払いのみとなります。代金が納付されると、分配手続きに移行し

 

ます。この手続きでは、債権を有する債権者が指定の期間内にその債権額を申

 

告します。実際に分配されるのは、競売での費用や抵当権付き債権、税金などを

 

差し引いた残りの部分となります。

 

その残り部分を他の債権者との間で債権額に応じて分配を行います。

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